友人の退職
2021.05.26 掲載
元の職場(知的障害児・者施設)で一緒だった友人が、この3月末で定年退職されました。年齢は10歳以上も離れていましたが、何かに付けて助けて貰いました。元の職場には「困った時の〇〇頼み」という言葉があり、〇〇には彼の名前が入っていました。積極的な行動力に加えて、確かな技術力も兼ね備えており、仕事上ではいろいろな成果を見ることができました。
介護を大きく変えている三好春樹さんは、「無意識の優しさ」と言ったことがあります。「意識的な優しさ」は、授業でも学ぶことができますが、無意識の方はそう簡単ではありません。専門性が声高に叫ばれている昨今ですが、この点を備えていなければ「仏作って、魂入れず」です。彼の実家は神社で、彼も神主を務めています。私見かも知れませんが、幼い時から宗教的な雰囲気の中で育ち、人間性が確立した人は違うと感じたことが多々あります。無意識の優しさを身に付ける条件の一つであると思います。
先日、元の職場の友人2人と、彼の家を訪ねました。午前10時頃から昼食を挟んで午後4時過ぎまで、どうということもない話を延々と続けました。「朋有(ともあり)、遠方より来る。また楽しからずや」を実感しました。気の置けない友人との会話は、本当に寛げます。これからも時々訪問するつもりですが、どうか心身に気を付けて、その素晴らしい能力を十分に発揮して欲しいと願うばかりです。
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介護を大きく変えている三好春樹さんは、「無意識の優しさ」と言ったことがあります。「意識的な優しさ」は、授業でも学ぶことができますが、無意識の方はそう簡単ではありません。専門性が声高に叫ばれている昨今ですが、この点を備えていなければ「仏作って、魂入れず」です。彼の実家は神社で、彼も神主を務めています。私見かも知れませんが、幼い時から宗教的な雰囲気の中で育ち、人間性が確立した人は違うと感じたことが多々あります。無意識の優しさを身に付ける条件の一つであると思います。
先日、元の職場の友人2人と、彼の家を訪ねました。午前10時頃から昼食を挟んで午後4時過ぎまで、どうということもない話を延々と続けました。「朋有(ともあり)、遠方より来る。また楽しからずや」を実感しました。気の置けない友人との会話は、本当に寛げます。これからも時々訪問するつもりですが、どうか心身に気を付けて、その素晴らしい能力を十分に発揮して欲しいと願うばかりです。
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